いい美女People-増田啓子

増田啓子

株式会社西部百貨店にて売り場から関連会社への出向を経て本社人事部に勤務。その後某大手外資系ファッションブランドの採用・人事開発/トレーニングのマネージャーとして9年間勤務し、2006年に独立、株式会社キャリアブロッサムを設立。働く人が自らキャリアをデザインし、能力を開花させていけるようにという願いを込め、企業の社員研修や採用のコンサルティング等を行っている。

株式会社キャリアブロッサム 代表取締役

増田啓子(Masuda・Keiko)

「ピンクレディのKEIちゃんと同じ名前だから、ある一定の年齢以上のおじさま方には、名刺をお渡しするとよく笑われるんです。」と笑顔でお話をはじめてくださった株式会社キャリアブロッサム代表取締役の増田啓子さん。

二社の大企業での勤務経験を生かし、キャリアコンサルタントの資格取得をきっかけに、二〇〇六年五月、株式会社キャリアブロッサムを設立。社員教育研修を主軸とし、人事システムやブランド・サービスマネージメント、採用、グランドデザインのコンサルティング、キャリアカウンセリングなどを行っている。

「よく、キャリアアップなんて言葉が使われているけど、私はキャリアにはアップもダウンも、良いも悪いも、大きいも小さいもないと思うんです。大切なのは、各々が満足したキャリアを経験していくこと。キャリアブロッサムという名前には『みんなのキャリアの花が咲いていくお手伝いをしたい』という思いが込められています。いい名前でしょう(笑)?とても気に入っています。」

増田啓子

そんな増田さんの学生時代はというと、「普通だと思いますよ(笑)。今は“人材教育”なんて言っているけれど、大学の頃はまじめに就活していなかったし。でもね、不思議と昔から、『人間として一生働いていきたい』という想いがあって。だから、一生続けられる仕事を選びたい、とは考えていましたね。」

まだ、給料や待遇に男女格差があった頃。「ずっと男女共学で育って男の子も女の子も関係なく遊んだりしていたからかな、男女格差のない企業で働きたいなって。」

そんな中、縁があった西武百貨店。「当時多角化の真っ最中でとても元気があって人気ナンバーワンの企業。男性も女性も個性的な人がたくさんいました。うれしいことに、生意気な人ほどかわいがられたんです(笑)。私は、うるさいくらいに『なぜですか』『どうしてですか』なんて聞いていたけれど、そんな問いかけに、ちゃんと答えてくれる上司がいる。とても素敵な会社でした。」

そして転機が訪れた3年目。「西武百貨店で接客をやっていて、いずれはバイヤーになりたかった。でもね、突然人事の方から出向のお話をいただいたんです。入社して三年目くらいかな。当時は国内留学制度があって、その一環で人材派遣や教育をやっている会社に研修出向に行かないか、というお話でした。当時はもう結婚もしていたけれど、昔から好奇心が強かったので、『これはチャンス』と思い迷わず出向を決めました。」これが、人材系の仕事にかかわる大きなきっかけになったと言う。 「私の適正を見極めて、道筋を敷いてくださった会社にとても感謝しています。」

一年間の研修出向ののち、西武百貨店の当時子会社だった人材系の会社で八年間働き、その後、西武百貨店に戻り、本部人事での採用やトレーニングをすることに。「西武百貨店の本部人事で仕事をするまでの出向先は小さな会社だったので、採用から教育・トレーニングまでを一括で行っていました。でもね、西部百貨店は大きな会社だから採用や教育・トレーニングが分業になってしまっていて。そこに違和感を感じていたんです。そんなときにたまたま某大手外資系ファッションブランドの会社からお声がけいただいたんですよ。」

仕事への違和感と彼女の持ち前の好奇心から、転職を決意。採用とトレーニングのマネージャーに抜擢される。「仕事をまじめにやっていたからかな与えられた仕事を単にこなすだけでなく、プラスαして返す、ということを常に心がけていました。業界最大手のファッションブランドの会社で採用とトレーニングマネージャーに選んでいただくことができたのは、きっと誰かがそんな姿を見ていてくれたからでしょうね。」

そして二〇〇六年五月、キャリアコンサルタントの資格取得をきっかけに、株式会社キャリアブロッサムを設立。「仕事が好きだから一生働いていたくて。それなら、自分のペースで働ける場所を作りたいな、と。でも無謀な独立はしたくなかった。だから今でも以前働いていた会社とのお仕事を続けています。」

そんな増田さん。人材教育の仕事の魅力はというと「私の研修を受けた方たちが、成長していく姿を間近で見ることができるのがすごく嬉しい!自分が育てている植物や花が成長していく姿を見るのは楽しいでしょ?そんな感じ。きっとそこから自分自身もエネルギーをもらっているんでしょうね。」

「若いって素晴らしいこと。体力も知力も気力も、すごーく充実しているエネルギーの溢れている時代。そんな特権を充分に生かして好奇心をもって怖がらずに果敢にチャレンジしてください。ときには泣いたり、ときには笑ったり、怒ったりしながら、目の前のことと真剣に誠実に向き合ってください。そんな姿を誰かが見ていてくれて、きっとチャンスをくれますから。」

「それから、フロイトが言っていた、人が幸せになるために必要な2つのこと。『はたらくこと』と『愛すること』。この2つ大切にしてくださいね